【日本史勉強法】昭和時代の流れと試験対策のコツ

昭和時代は1926年から1989年までの64年間です。

この時代は第二次世界大戦を境に、前半と後半に分けて整理したほうがよいでしょう。

明治~昭和は情報量が多いため、公民と同じような暗記学習になりがちです。

少し大きめの自作年表を用意して、そこに主なできごとを書き込んでみてください。

それを頭に入れてから、細かい情報をまとめてみましょう。

昭和時代のキーポイント:前半

1923年(大正12年)の関東大震災(かんとうだいしんさい)により、日本の経済は大きなダメージを被ります。

さらに1929年の世界恐慌(せかいきょうこう)では世界中の国々が、過去に経験したことのない経済的危機を迎えます。

この状況下で世界の流れは2つに分裂しました。

1つはアメリカやイギリスのように、広い国土や植民地を持ち資源にも恵まれた国々で、彼らはニューディール政策(米)やブロック経済(英・仏)を実行して、自国内で経済の立て直しを図ります。

もう一方は日本やドイツのように、植民地や資源に乏しい国々です。

こうした国々は厳しい環境に耐えるしかなく、近郊の他国を侵略する道をたどり始めます。

日本国内では軍部の力が強まり、資源が豊富な中国への進出を画策するようになりました。

まず1931年に満州事変(まんしゅうじへん)が勃発、さらに国際連合を脱退した日本は、1937年に日中戦争に突入します。

この戦争が長期化して、石油などの資源を頼っていたアメリカとの関係が悪化し、日本は一段と経済的に苦しい状況に追い込まれます。

2度目の世界戦争が始まったのは、まさにこのようなタイミングでした。

第二次世界大戦

1939年に始まった第二次世界大戦は、植民地や資源を持つ国々と持たない国々とのぶつかり合いでした。

日本では近衛文麿内閣(このえ ふみまろ ないかく)と軍部が実権を握り、同じ状況にあったヒトラー率いるドイツと、ムッソリーニ率いるイタリアとの間で、日独伊三国同盟(にちどくい さんごく どうめい)を締結します。

大戦が激化するとヨーロッパ諸国は植民地経営に手が回らなくなり、その隙に日本は中国や東南アジアのイギリス・フランス領に侵攻します。

これに対してアメリカ・イギリス・中国・オランダはABCD包囲陣(エービーシーディーほういじん)を完成させ、日本に厳しい経済制裁を科しました。

さらにアメリカは日本に対して石油などの禁輸措置をとり、他国への侵攻から手を引くように要求しました。

ここでアメリカに対して宣戦布告したことが、その後の日本の運命を決定づけます。

ヨーロッパではイタリアに続きドイツが降伏し、日本は単独で世界を相手にする戦いに追い込まれます。

さらにアメリカによる2度の原爆投下が決め手となり、日本はポツダム宣言(1945年)を受け入れて無条件降伏し、第二次世界大戦と太平洋戦争が終結しました。

大戦後には、戦争を回避できなかった責任から国際連盟が解体され、代わりに国際連合が発足します。

日本はアメリカの監視下に置かれ、GHQ司令官マッカーサーのもと、非軍事化と民主化が進められました。

昭和時代のキーポイント:後半

日本は明治時代に新しい国家づくりを始め、大正時代に国力を増進してから、昭和に入って国家の崩壊を経験しました。

わずか100年に満たない間に、少しずつ積み上げてきた財産をすべて失ってしまったのです。

大戦後の世界は、アメリカを中心とする北大西洋条約機構(NATO)と、ソ連を中心とするワルシャワ条約機構(WTO)という2つの陣営に分かれ、ここからいわゆる冷戦が始まります。

この2つの陣営は朝鮮戦争(1950年~)とベトナム戦争(1955年~)でぶつかり合うなど、世界規模での緊張状態が続きますが、1991年のソ連崩壊により完全に終結しました。

朝鮮戦争の軍需景気にわいた日本では、それをきっかけに高度経済成長の時代を迎えます。

1955年から1970年までは空前の好景気が続き、第一次オイルショック(1973年)と第二次オイルショック(1979年)の危機を乗り越えて、再び1990年ごろまで好景気が継続します。

こうして戦後の経済成長により、世界第二位の経済大国になった日本は、20世紀末のバブル崩壊をきっかけに経済力が低下し始めました。

テストではここがポイント!

昭和時代は近代から現代に移行する時期のため、歴史上の情報も爆発的に多くなります。

覚えることが多すぎて、やる気を失うかもしれません。

そんな時は歴史をいくつかのブロックに分けて、関連性の高いグループごとに理解することをおすすめします。

例えば国際間で結ばれた条約や同盟をまとめてみたり、国内経済の流れを明治~昭和の間でまとめてみたりすると、単独の項目を暗記するよりも効率的に学習が進むでしょう。

地図などの視覚的なイメージで歴史を理解することもよい方法です。

まとめ

ちょんまげを結って刀を差して歩いていた日本人は、明治維新からわずか70年後には、近代的な世界戦争に巻き込まれていました。

そこでさんざんに叩かれて、日本は国を失うほどの危機に直面しますが、幸いなことに滅亡を免れて現在に至っています。

ちなみに武士の時代の日本は、欧米の国々にとって底知れない不気味さを持つあなどれない国に映ったようです。

歴史は一方からの考察だけでは無く、他国から見え方など双方の立場に立って学んでいくとより興味深く勉強することが出来ますね!

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