英語の不定詞とは?3つの用法の使い方と動名詞との見分け方をわかりやすく解説!

英語の不定詞は、中学の英語で習う用法ですが、「to 不定詞」という形をとることはわかっていても、どんな時にどんな風に使うのか、理解できていない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、英語が苦手な方や初心者の方、もう一度改めて覚えたい方向けに、日本語では馴染みのない不定詞という言葉と、不定詞の3つの用法の使い方について解説します。

英語の不定詞とは?

英語の不定詞とは、「to + 動詞の原形」という形で表し、不定詞が置かれる場所によって、名詞や形容詞、副詞などといった品詞のような働きをする、日本語にはない英文法です。

英語では不定詞のことを「Infinitive」といい、無限を意味する「infinity」や「infinite」と同様に、ラテン語で「無限の、限りない」を表す「infinitus」由来の言葉です。

不定詞では、主語が1人称単数(I)でも、3人称複数(They)でも、時制に関わらず、toの後の動詞は常に原形の形をとる、何が来ても限定を受けないため、不定詞といわれています。

英語の不定詞には、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つの用法があります。

不定詞と動名詞の見分け方

「to + 動詞の原形」と「動名詞 ~ing」はどちらを使っても、「~すること」と訳すことから、意味が同じという解釈もありますが、この両者にはニュアンスや厳密には意味合いに違いがあります。

「to + 動詞の原形」の前に用いられる動詞によって、後にくるのが不定詞か動名詞かを判断する方法がありますが、単語自体を覚える必要はありません。

「to + 動詞の原形」は、一般論や規則、客観的なこと、漠然としていることを表現する際に用いられ、「動名詞 ~ing」は、より主観的で、臨場感のある、リアルにイメージできる内容を表す時に使われています。

・Reading books is my hobby.(本を読むことが趣味です。)

趣味は主観的で繰り返し行うことなので、動名詞を使います。

・I decided to go on a diet.(私はダイエットすることを決めました。)

これからするという未来の意味を含んでいる動詞なので、不定詞を使います。

不定詞だけをとる動詞)
・decide(決める)
・want(~ほしい)
・need(~する必要がある)
・hope(~を望む)
など

動名詞だけをとる動詞)
・enjoy(~を楽しむ)
・finish(~を終える)
・keep(~し続ける) 
など

不定詞の名詞的用法の使い方

不定詞の名詞的用法には、3通りの使い方があります。

主語の役割をする名詞的用法

「to + 動詞の原形」が主語の役割をする名詞的用法では、「~することは」という意味になり、名詞のような働きをします。

・To clean the classroom is important.(教室を掃除することは大切です。)

・It is difficult to To master new language.(新しい言語を習得するのは難しいです。

目的語の役割をする名詞的用法

「to + 動詞の原形」が目的語になる名詞的用法は、「~することを」と訳します。

・She wants to drink water.(彼女は水が飲みたいです。)※飲むことをしたい

補語の役割をする名詞的用法

「to + 動詞の原形」は、主語や目的語を補う補語の役割もあり、日本語では「~すること」になります。

・My dream is to become a singer.(私の夢はシンガーになることです。)

不定詞の形容詞的用法の使い方

不定詞には、「to + 動詞の原形」の直前の名詞を修飾して、形容詞のような働きをする使い方をする形容詞的用法もあります。

「~するための」や「~すべき」といった訳し方をします。

・I have many things to do.(私はやるべきことがたくさんあります。)

不定詞の副詞的用法の使い方

不定詞の副詞的用法は、名詞以外(主に動詞や形容詞)の語句や文を修飾する副詞のような働きをする使い方です。

日本語で「~するために」や「~したので」という意味になります。

・She went to America to study English.(彼女は英語を勉強するためにアメリカに行きました。)

・I was surprised to see him there.(私はそこで彼に会って驚きました。)

「to」のない原形不定詞

不定詞は基本的に「to + 動詞の原形」の形をとりますが、「to」を用いない原形不定詞という用法があります。

「人や物に何かしてもらう」、「~をさせる」という意味になる使役動詞と、視覚や聴覚を表す知覚動詞の時に原形不定詞になります。

使役動詞

使役動詞には、強制的にさせるニュアンスのある「make」や、やわらかいニュアンスのあり、許可を表す「let」、依頼に用いる「have」などがあり、「使役動詞 + 人(物) + してほしい動詞の原形」の形で使われます。

・I’ll make him go.(私は彼に行かせるつもりです。)

・Please let me see that.(それを私に見せてください。)

知覚動詞

もう一つ、原形不定詞をとる動詞に知覚動詞があります。

see(見る)やhear(聞く)、smell(臭う)、feel(感じる)、taste(味わう)など、視覚や聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感を表す動詞には「to」を用いた不定詞は使いません。

・I saw him cross the street.(私は彼が通りを横切るのを見ました。)

・I hear her cry.(彼女が泣いているのが聞こえます。)

まとめ

基本の不定詞「to + 動詞の原形」は、名詞や形容詞、副詞のような使い方をします。

文法用語や使われる動詞を細かく覚える必要はありませんが、例文を自分なりに作ってみて、それぞれの役割や意味、訳し方を理解してみてくださいね。