英語の比較級・最上級とは?作り方と訳し方を日本語でわかりやすく理解する方法

英語の「比較級」は、基本的な構文があるとはいえ、単語の変化の仕方を頭に入れておかないと、すぐ使いこなせないため、苦手意識をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ここでは英語が苦手な方や初心者の方、もう一度改めて覚えたい方向けに「日本語で比較級・最上級の意味をしっかり理解する」をポイントに、英語の比較級・最上級の基本ルールと、文の作り方・訳し方をわかりやすく解説します。

英語の比較級とは?

英語の比較級は、複数の物事の性質や状態を比較する表現方法です。

英文法では比較を表す方法を比較表現、比較構文と呼びます。

主に形容詞や副詞が形を変えて、比較を表します。

比較級・最上級の基本ルール

英語の比較級・最上級の基本ルールを解説します。

比較級

比較級の作り方は、つづりの短い形容詞・副詞には単語の語尾に「-er」を、つづりが長い形容詞、副詞には単語の前に「more」をつけます。その後に「than~」を接続詞として置き、比較の対象の文を続けます。

基本的な比較級の構文は「A is -er (more) than B」で、日本語では「AはBより~である」と訳します。

・I am taller than you.

私はあなたより身長が高いです。

・Math is more difficult for me than English.

私にとって数学は英語よりも難しいです。

最上級

最上級の作り方は「the + つづりの短い形容詞・副詞 + est」、または「the + most + つづりの長い形容詞・副詞」。

基本的な最上級の構文は「A is the ~est of(in)B」か「A is the most ~ of(in)B」です。

日本語では「AがBの中でもっとも~だ」になります。

また最上級を用いる場合、どこで一番なのか表すのに、in「場所・範囲(単数)」か、of「the + 数(複数)、all(全て)、all + 複数名詞」が文末につきます。

・He is the tallest in our school.

彼は私たちの学校で一番背が高いです。

・Kyoto is one of the most beautiful cities in Japan.

京都は日本でもっとも美しい都市のひとつです。

語尾によっては変化を加える必要のある単語

「-er」や「-est」をただつけるのではなく、いくつかの単語は語尾によって変化の仕方が異なるものがあります。

cuteやlargeなど「語尾がe」で終わる:「r、stをつける」cuter、cutest

earlyやeasyなど「語尾が子音字+y」で終わる:「yをiに変えてer、est」earlier、earliest

hotやbigなど「短母音+子音字」で終わる:「最後の子音字を重ねてer、est」hotter、hottest

不規則変化する単語

形容詞・副詞の中には、一般的な比較級・最上級のように規則的に変化せず、不規則変化する単語があります。

頻出する単語の中で不規則変化する単語は多くないので、覚えてしまいましょう。

good(よい):better、best

well(上手に):better、best

many(数が多い):more、most

much(量が多い):more、most

bad(悪い):worse、worst

little(小さい):less、least

比較級・最上級の文の作り方

比較級の作り方

・Ken is tall. (ケンは背が高い。)Tom is tall.(トムは背が高い。)

上記の2つの文で、2人とも背が高いが、ケンの方がトムより背が高い場合、背の高いケンを先に、トムの文を後に並べて、2つの文を接続詞のthanでつなげます。

その後重複しているところ(後半のis tall)は削除します。英語では同じ言葉の繰り返しは避けるため、省略されます。

・Ken is tall.Tom is tall.

→ Ken is taller than Tom.

ケンはトムより背が高いです。

比較級の否定文や比較級の疑問文の作り方は、比較級の原級と変わりません。

・Ken is not (isn’t) taller than Tom.

ケンはトムより背が高くありません。

・Does Ken run faster than Tom?

ケンはトムより速く走りますか?

最上級の作り方

最上級の作り方も、基本的に比較級と同じです。「er」と「more」から、最上級は「est」と「most」に変わります。

・She can run (the) fastest of us all.

彼女は私たちみんなの中で一番速く走ることができる。

一般動詞の否定文、疑問文の形は以下の通りです。

・He didn’t study the hardest of the five.

彼は5人の中で一番、一生懸命に勉強してはいませんでした。

・Did he study the hardest of the five?

彼は5人の中で一番一生懸命に勉強していましたか?

比較級の原級の作り方

比較級の原級は、比べる対象が同程度のものを表す際に用いる表現で、同格のas as構文などとも呼ばれます。

原級の構文は「A is as + 形容詞・副詞 + as B」で表し、日本語では「AはBと同じくらい…である」と訳されます。

・He is as tall as Ken.

彼はケンと同じくらい背が高いです。

原級の否定文では「not as ~ as…」を使い、「…ほど~でない」となります。

・He is not(isn't) as tall as Ken.

彼はケンほど背が高くありません。

原級の疑問文はbe動詞の場合、一般的な疑問文と作り方は変わりません。

一般動詞では、文頭に助動詞「Does(Do・Did)」を置きます。

・Is he as tall as Ken?

彼はケンと同じくらい背が高いですか?

・Does he run as fast as Ken?

彼はケンと同じくらい速く走りますか?

まとめ

比較級は、物事の性質や状態、度合いなどが、他と比較してもっとも程度の高い状態であることを表現する際に使われる用法です。

比較級ときたら「er + than」、最上級なら「the + 形容詞・副詞 est」または「the + most 形容詞・副詞の原級」というように、瞬発的に構文が出てくるように、例文を参考にしながら、比較級や最上級の文を何度も作ってみましょう。