3つの関係代名詞(主格・目的格・所有格)を日本語でわかりやすく理解する方法

英語の「関係代名詞」は覚えるのが難しいと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

そもそも主格・目的格・所有格とは一体どういう意味なのでしょうか?

ここでは英語が苦手な方や初心者の方、もう一度改めて覚えたい方向けに「日本語で関係代名詞の意味をしっかり理解する」をポイントに、英語の関係代名詞の3つの用法の特徴と使い方を解説しています。

英語の関係代名詞とは?

英語の関係代名詞とは、2つの文を結び付けて、前の名詞を詳しく説明する際に用いる語句です。

1つの単語で

・「彼女」などの代名詞

・「そして」などの接続詞

の2つの機能を持っています。

「私は友達がいます。」「そして彼女は東京に住んでいます。」

簡単にいうと、この2つの文をくっつけて1文にできるのが関係代名詞です。

関係代名詞の種類

関係代名詞として使う単語の種類は、

・who
・which
・whom
・whose
・that
・what

の6種類になります。

関係代名詞の前に来る説明したい名詞のことを先行詞と言い、

「私は友達がいます。」「そして、彼女は東京に住んでいます。」

この2つの文を関係代名詞を使ってくっつけたい場合、先行詞は友達です。

・先行詞が人か人以外か
先行詞が主語、目的語、所有のどの働きをするか※繋げる2文目の代名詞の役割をチェック

によって使い分けます。

【先行詞が人の場合】

主格:who 目的格:whom 所有格:whose

【先行詞が動物・物】

主格:which 目的格:which 所有格:whose

【先行詞が人・動物・物】

主格:that 目的格:that 所有格:なし 

主格、目的格、所有格とは?

関係代名詞は大きく分けて、主格、目的格、所有格の3つがあります。

「格」とは、簡単に言えば、文の中でどんな役割をしているかを表す種類分けです。

日本語でわかりやすく種類分けをすると、

(~は)という役割をしていれば=主格

(~を、~に)という役割をしていれば=目的格

(~の)という役割をしていれば=所有格

となります。

先行詞が人で主格の働きの場合

例えば、

I have a friend. She lives in Tokyo.

(私は友達がいます。)(彼女は東京に住んでいます。)

という2つの文があったとします。

この2つの文を見てみると、1文目の「a friend」と2文目の「She」は同じ人物であることが分かります。

同じものが見つかったら次に確認しなければいけないのが、

2文目の代名詞「She」が、主語か目的語か所有かのどれを表してるのか、です。

①「彼女は~」という主語になっている場合、(先行詞である友達=主格です。)

②「彼女を~、彼女に~」という目的語になっている場合、(先行詞である友達=目的格です)

③「彼女の~」という所有を表している場合、(先行詞である友達=所有格です。)

「She lives in Tokyo」の「She」は、「彼女は東京に住んでいます。」の「彼女は」という主語を表していますので、こういう場合には、「主格の関係代名詞 = who」を使って、

I have a friend who lives in New York.

(私は東京に住んでいる友達がいます。)

とすることが出来ます。

主格の関係代名詞

主格の関係代名詞では、先行詞が「人」ならwho、先行詞が「動物・物」ならwhich、先行詞が「人、動物・物」どの場合にもthatが使用できます。

I have a friend.(私は友達がいます。)She lives in Tokyo.(彼女は東京に住んでいる。)

情報量の少ない文を2つに分けて話すにはぎこちなさがあるため、2つの文に共通する情報をもとに、後ろに来る文の主語を関係代名詞に置き換えて、2つの文を自然な形で結合させます。

ここでは、「friend(友達)= she(彼女)」なので、人に使う主格の代名詞「who」または「that」で1文にします。

I have a friend who(that) lives in Tokyo.(私は東京に住んでいる友達がいます。)

目的格の関係代名詞

目的格の関係代名詞は、先行詞の名詞が関係代名詞節の目的語となる用法です。

目的格の関係代名詞では、先行詞が「人」ならwhom、先行詞が「動物・物」ならwhich、先行詞が「人、動物・物」どの場合でもthatが使えます。

She is the lady.(彼女がその女性です。)We talked with the lady in the train.(私たちはその女性と電車の中で話しました。)

2つ目の文の「the lady」を人に使う目的格の関係代名詞「whom」に置き換え、文頭に持ってきて、2つの文を結合させます。

She is the lady (whom) we talked with in the train.(彼女は私たちが電車の中で話をした女性です。)

この場合は関係代名詞が目的語の役割をしているので、関係代名詞を省略しても構いません。むしろ省略した方が会話では自然な英語になります。

・This is a book(which/that) I bought yesterday.(これは私が昨日買った本です。)

所有格の関係代名詞

所有格の関係代名詞とは、先行詞の名詞が関係代名詞節の所有または所属を表す用法で、先行詞が「人・動物・物」どの場合でもwhoseが使われます。

I know the house.(私はその家を知っています。) Its roof is blue.(その家の屋根は青色です。)

先行詞「the house」に共通する「Its」を所有格の関係代名詞「whose」に置き換えて、1つの文に結合します。

・I know the house whose roof is blue.(私は屋根が青いその家を知っています。)

所有格の関係代名詞「whose」は必ず名詞とワンセットで使用します。

・I met a man whose wife is a teacher.(私は妻が教師である男性に会いました。)

関係代名詞whatの用法

関係代名詞「what」は、先行詞に「こと」「もの」を意味する「the thing(s)」を含み「~すること」「~するもの」という意味を持ちます。

「what」は「the thing which」とイコールとなり、whatを使う際は先行詞が省略されます。

・I know what is important to you.(私はあなたにとって大切なことを知っています。)

・I can’t believe what you are saying.= I can’t believe the thing which you are saying.(私はあなたが言っていることが信じられません。)

whatのすぐ後に動詞が来るものは主格の関係代名詞で、whatの後に主語+動詞が来ると、目的格の関係代名詞を表します。

まとめ

英語の関係代名詞は、文と文をつなぐ接続詞の役割を持つ代名詞であり、修飾する名詞を説明する際に用います。

関係代名詞の用法ごとに使われる関係代名詞の種類をまずは覚えて、たくさんの例文に触れながら、関係代名詞の感覚に慣れていきましょう。